■ ID | 792 |
■ 種類 | 総説・解説 |
■ タイトル | 生物処理の管理(335−346)、湖沼の浄化(49−60) |
■ 著者 | 須藤隆一
埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | 旧至ァ「水」発行所 |
■ 出版年 | 2009 |
■ 誌名・巻・号・年 | 月刊「水」、Vol.50、No.5、(2008)〜Vol.51、No.4、(2009) (連載) |
■ 抄録・要旨 | 環境基準の達成がはかばかしくない湖沼の浄化・適応を目的として、霞ヶ浦を例とした調査・研究を紹介した。@藻類による水質汚濁が進行すると湖水中の有機物濃度が高くなるが、浄水処理工程においては高分子有機物の除去性能が高いことがわかった。A多孔質セラミックを活用したアオコ処理装置を開発し、約500m3の公園内の池の浄化装置を設置して検証を行ったところ、アオコの発生は見られなかった。B有用微小動物を活用した生物ろ過装置の効果として、秋期から春期にかけて異常発生するオシラトリア属などの糸状藍藻類は、生物膜に生息する微小動物により捕食分解され、細菌によるカビ臭除去能が向上した。C処理能力7.2m3/日の電気化学的高速廃水処理装置を開発し、生活排水、アオコを含む池沼水でTN、TP、CODの高い除去効果を確認した。アオコの資源化についてミクロキスティスを用いて油化実験を行った結果、生成したオイルは重油の成分に類似し、燃料として利用可能なエネルギーを有していることが分かった。 |
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